自作夢小説・漫画のプロットをChatGPTやGeminiに投げると、自分の性癖が客観視できてパターンが見えて楽しかったのでオススメです。
AIが進化している
仕事でも私生活でも、AIを使用する場面は増えています。
たとえば、この記事のサムネイルもAI生成。
及第点で十分で、自分でやると時間がかかる処理などは最近はほとんどAIでできてしまう時代です。
(感動するようなもの・刺さるものは人間にしか作れないけれど、及第点レベルを求めるならAIで十分になってきていますね。)
私がAIを使用する場面は、膨大なPDFファイルの要約・抜き出しなどが多いです。
例えば、学術論文のPDFファイルの要約・使用語彙を抜き出して創作のアイディアとしたり。
概要だけ知れれば良いものや、既に一読したことのあるものの分析にはAIが非常に便利です。
私はChat GPTとGeminiに課金しています。
比較・分析能力で言えばChat GPTがかなり優れていると思います。
ファイル量が多い時は、Geminiがかなり速く分析できて便利ですね。
そこで思ったのですが、これは自分の夢小説の分析にも利用できるのではないか、ということ。
大量の文字データを読み込み、共通項や差異を比較する作業はAIの得意分野です。
プロンプト
まずは分析用のプロンプトを作成します。
ここは自分が分析したい部分に応じて変更するのが良いと思います。
私の場合、自分の性癖や作品に共通する技法、関係性などが知りたかったので、以下のようなプロンプトを作成しました。
分析したいファイルは事前にzipファイルなどにまとめて、プロンプトと一緒に投げると良いでしょう。
使用プロンプト
以下に複数の夢小説作品を提示します。
これらを**横断的に比較読解**し、作者の作風を分析してください。
分析は必ず**本文中の具体的な表現・構成・モチーフ・人物配置**を根拠に行い、断定しすぎず、可能性の濃淡を示してください。
また、作者本人の人格診断ではなく、**作品群に表れている傾向の分析**として扱ってください。
## 知りたいこと
1. 作者の性癖・嗜好の傾向
2. 特徴的な技法
3. 作者が繰り返し好む関係性
4. 複数作品に共通する特徴
5. 作品ごとの差異
6. その作者の作風の核
## 特に見てほしい観点
* 夢主の立ち位置や機能
* 相手キャラがどう感情を崩されるか
* 関係性がどう進展するか
* どの瞬間に感情のピークが来るか
* よく使うモチーフ、台詞の傾向、反復表現
* 甘さ、痛み、救済、執着、緊張感の配分
* 作者が「どんな関係の歪みや充足」に強く惹かれているか
## 出力形式
### 1. 全体総評
* 作品群を通して見える印象を要約
### 2. 性癖・嗜好の傾向
* 重要度が高い順に整理
* 各項目に根拠となる作品例を挙げる
### 3. 特徴的な技法
* 頻出する技法を列挙
* 作品ごとの使い方の違いも触れる
### 4. 好まれる関係性
* 繰り返し現れる関係性の型を命名して説明
* 作品ごとに差があれば比較する
### 5. 共通する特徴
* モチーフ、展開、感情運び、キャラ配置などの共通点を整理
### 6. 作品ごとの差異
* 作品A/B/Cで異なる点を比較
* 同じ作者でも、どこに変奏があるかを示す
### 7. 結論
* この作者の作風を3〜5個のキーワードで要約
* 「この作者がもっとも惹かれている関係性」を一文でまとめる
## 注意
* ただの感想ではなく、分析として記述すること
* 必ず作品ごとの具体例を出すこと
* 推測と断定を分けること
* 可能なら最後に、作者の作風を
**「○○を核にした△△型の夢小説」**
の形で命名してください
分析結果
Chat GPTの分析結果
6作を通して読みました。なお、添付zipは会話内検索で行番号化できなかったため、以下は作品名と場面で根拠を示します。
また、今回はすべて長谷部×主なので、長谷部という原作側の資質と、作者固有の好みが一部重なっています。そのうえで、長谷部の中でも何を反復して選んでいるかに絞って見ます。
1. 全体総評
この作品群の核はかなり明瞭です。
「忠義・介抱・世話」という安全な名目で距離を詰めながら、最終的には“相手の全部になりたい”欲望へ踏み込む長谷部が、ほぼ一貫して描かれています。
しかも単なる強引さではなく、毎回そこに
- 捨てられ不安
- 選ばれたい欲望
- 相手を守りたい誠実さ
- その誠実さが独占欲に反転する危うさ
が同居しています。
そのため、甘いだけでも、支配的なだけでもなく、献身と侵食が同時進行する恋愛になっている。
もうひとつ大きいのは、夢主が完全な受け身の空白器ではないことです。
酒に逃げる、煙草を吸う、感情をうまく言語化できない、オタクとして暴走する、過去に傷を持つ。そういう“少し不器用で、少し瑕のある大人”として描かれていて、その欠けや弱さごと長谷部に拾われる構図が多い。
ここがかなり作者らしいところです。
2. 性癖・嗜好の傾向
1. 最重要: 「献身の顔をした独占欲」
かなり高確度です。
『馴れ初め』では、長谷部は「側に置かれたい」「お気に入りの一つではなく唯一になりたい」と願い、終盤では「俺は貴女の全てになりたい」とまで言う。
『惚れた方が負け』でも、主従でありながら内心では「ずっと俺だけを見ていてほしい」と強く求め、関係を「全く対等じゃない」と自覚している。
『秋の夜長に晩酌を』でも、介抱の末に「好きにほしくて世話を焼いている」と明言する。
つまり作者は、尽くすことと独占したいことが矛盾せず同居する関係にかなり惹かれているように見えます。
2. 高確度: 介抱・診療・手入れ・世話が、そのまま親密化の装置になる
これも強いです。
『惚れた方が負け』は手入れの場面から始まり、傷のケアがそのまま感情の揺れにつながる。
『秋の夜長に晩酌を』では酔い潰れた主を介抱することが告白の突破口になる。
『霊力安定化と称して長谷部が好き勝手する話』では、ほぼ全編が「治療」「訓練」という建前で進み、接触の正当化そのものがエロティックな装置になっている。
作者はかなりはっきり、“世話を焼かれること”と“落とされること”の接続を好んでいます。
3. 高確度: 相手の全部になりたい / 相手の感情の由来でありたい
『馴れ初め』終盤の「小説にも映画にも曲にも折れた刀にも、自分がその由来でありたい」という願望は象徴的です。
これは単なる恋愛成就ではなく、相手の感情世界の中心を奪いたいという願望です。
『秘密』でも、共犯と秘密の共有によって「この夜が二人を離さない」という発想になる。
『事実は小説よりハピエンなり』も、夢小説を書くことで現実の二人を結ばせようとする話なので、形はコミカルでも根は同じです。
4. 中〜高確度: “逃げられない”“堕ちる”“捕まる”系の inevitability
『馴れ初め』の「もう逃げてはいけない」「捕まってしまった」。
『秋の夜長に晩酌を』の「堕ちるなというほうが無理」。
『秘密』の「地獄の果てまで」「共犯者」。
いずれも、恋が選択というより不可避の落下として描かれます。
作者は、理性でブレーキを踏んでいたはずの人物が、最後には抗いきれず関係に沈む瞬間に最も熱が乗っている印象です。
5. 中確度: 汚れや瑕を含めて受容されること
『秘密』が最も露骨ですが、これは他作にも薄く流れています。
酒に逃げる主、煙草を吸う主、オタクとして暴走する主、感情をまっすぐ言えない主。そうした“綺麗ではない部分”が、拒絶ではなくむしろ結びつきの契機になる。
ここからは仮説ですが、作者は「理想化された恋愛」より、「少し歪んだものを差し出しても側にいてくれる関係」に強く惹かれている可能性が高いです。
3. 特徴的な技法
1. 視線を感情の決定打にする
これはかなり作者の癖です。
『馴れ初め』では、長谷部の「目」がずっと恐怖の対象として描かれ、最後に正面から見返すことで恋情の認識へ切り替わる。
『秘密』でも鏡越しの視線が異常事態の中の静かな支配として機能している。
『秋の夜長に晩酌を』でも、目が合う瞬間が「勘違いではないかもしれない」契機になる。
つまりこの作者は、告白そのもの以上に、目を合わせる / 視線から逃げられないことを関係進展のスイッチとして使うのが上手いです。
2. 感情を気温・湿度・匂い・光へ逃がす
これも頻出です。
『馴れ初め』の蒸し暑さ、西日、紫に染まる空。
『秋の夜長に晩酌を』の秋刀魚の脂の匂い、酒、月光。
『秘密』の冷たい水、赤い血、夜の海。
『惚れた方が負け』の煙草、麝香、湯上がりの肩の冷え。
心理をそのまま説明しすぎず、先に身体感覚と周囲の空気を立ててから感情へ入るので、場面が濃い。
作者はかなり身体感覚に強い書き手です。
3. “建前”を会話のレールにして、本音へ滑らせる
『秋の夜長に晩酌を』なら晩酌。
『惚れた方が負け』なら手入れ後の機嫌直し。
『霊力安定化…』なら訓練。
『事実は小説よりハピエンなり』なら感想会。
どれも表向きの目的があり、その目的に沿って会話していたはずが、気づくと核心へ踏み込んでいる。
この作者は、最初から正面衝突させるより、言い訳のある接近から本音を炙り出す運びを好んでいます。
4. 敬語を甘さと圧の両方に使う
長谷部の敬語が単なる丁寧さで終わらない。
「大丈夫ですよ」「俺はあなたの刀です」「お願いですから」「ご安心ください」が、安心させる言葉であると同時に、逃げ場を狭める言葉にもなっている。
『秘密』ではこの敬語が異様な静けさを生み、『霊力安定化…』ではほとんど詐術の道具になり、『馴れ初め』では懇願と告白の中間になります。
言葉遣いそのものが関係性の圧力になっているのが面白いです。
5. 視点切替で“誤読”を回収する
『馴れ初め』は特に顕著で、前半の主視点では「怖い」「何を考えているかわからない」だったものが、後半の長谷部視点では「唯一になりたい」「見てほしい」に反転する。
『秘密』も終盤で長谷部側の高揚が混ざることで、読者はこの関係の異常性と甘美さを同時に見る。
この作者は、片側の不安を、もう片側の過剰な愛着で裏返す構成がうまいです。
6. 調子の切り替えが巧い
『事実は小説よりハピエンなり』と『霊力安定化…』はかなり笑える導入なのに、途中からちゃんと欲望や執着が顔を出す。
逆に『秘密』は暗い導入から始まるのに、終盤では恐怖だけでなく“受容される恍惚”へ寄る。
作者は同じ嗜好を、コメディにもシリアスにも乗せ替えられるタイプです。
4. 好まれる関係性
型A: 忠義偽装型独占関係
表向きは臣下、内実は「あなたの全てになりたい」。
『馴れ初め』『惚れた方が負け』『秋の夜長に晩酌を』『霊力安定化…』がこれです。
長谷部は従者の顔をして近づくが、願っているのは単なる奉仕ではなく唯一の座です。
型B: 介抱落ち関係
相手を看る、治す、整える、守る。
その行為がそのまま告白や性的接触や依存の入口になる。
『秋の夜長に晩酌を』『惚れた方が負け』『霊力安定化…』が代表例です。
作者は、優しさがそのまま恋愛攻勢になっていく関係を非常に好んでいるはずです。
型C: 共犯固定関係
『秘密』が典型です。
ただ愛し合うだけでなく、二人だけが知る取り返しのつかない出来事を抱え込むことで、関係が不可逆になる。
これはかなり濃い嗜好で、ただの「甘い相思相愛」より、一段深い結束を求めている感じがあります。
型D: 気づくのが遅い主 / 待ち続ける相手
『馴れ初め』では目を合わせることすら避けていた主が、最後にようやく言葉にする。
『秋の夜長に晩酌を』も「勘違いかも」と逃げ続ける。
『事実は小説よりハピエンなり』も、趣味をこじらせているうちに相手の本気が先に外堀を埋めてくる。
この作者は、受け手側の鈍さや逡巡を単なる鈍感テンプレとしてではなく、関係の熟成時間として使っています。
型E: 最終的には主が“願う”関係
表面上は長谷部が押しているように見えても、決定打は主側の言葉になることが多い。
『馴れ初め』の「ずっと、死ぬまで、一緒にいてね」。
『霊力安定化…』の「挿れてほしい」。
この構造のため、強引さがあっても最後は“選ばれた長谷部”になる。
一方的支配にしないための大事な均衡です。
5. 複数作品に共通する特徴
まず高確度で言えるのは、夢主が“空白の自己投影用器”ではないことです。
生活感があり、癖があり、悪癖もあり、羞恥や罪悪感もあり、感情処理が下手。
だからこそ長谷部の「世話」「執着」「受容」が刺さる。
次に、**長谷部の愛情が毎回かなり“重い”**こと。
ただし、暴力的というよりは「尽くす」「待つ」「整える」「守る」を経由して重くなる。ここが作者の選び方です。
いきなり踏み潰すのではなく、世話を焼いていたら、いつの間にか逃げ道を塞いでいたという形が多い。
また、外的障害より内的障害が中心です。
倫理観、役割意識、羞恥、誤解、自己否定、過去の傷。
たとえ『秘密』のように事件が起きても、本当の焦点は事件そのものではなく、それでもなお受け入れられるかに置かれている。
モチーフ面では、
- 目 / 視線
- 手 / 触れる
- 体温
- 酒、煙草、匂い
- 月、夕暮れ、夜
- 逃げる / 捕まる / 堕ちる
- ずっと / 死ぬまで / 離れない
が繰り返し現れます。
要するに、感情を“身体に落とす”モチーフが多いです。
6. 作品ごとの差異
『馴れ初め』
最も端正で、作風の骨格がよく見える作品です。
恐怖と好意の誤読、視線のモチーフ、相互の捨てられ不安、最後に主が認める構図。
この作者の基礎体力が一番素直に出ています。
『事実は小説よりハピエンなり』
もっともメタで、オタク的自意識を笑いに変えている作品です。
ただし軽いだけではなく、「自分では結ばせられないから相手が物語を書く」という発想に、作者のハピエン願望と“現実を物語が追い越す”快感が出ています。
『秋の夜長に晩酌を』
生活描写が魅力の作品です。
秋刀魚、日本酒、二日酔い、介抱。
日常の延長でじわじわ落とすタイプで、**一番“現実にありそうな距離の詰まり方”**をしている。甘さと羞恥の配分が巧いです。
『秘密』
もっとも異色で、もっとも嗜好が剥き出しです。
罪の共有、共犯、地獄行き、それでも安堵する主。
これは単なるヤンデレではなく、受容が究極まで行った結果、倫理を越えてもなお関係が固定される話です。作者が「綺麗な愛」だけでは足りないことがよくわかる作品です。
『惚れた方が負け』
恋愛成立後を描く点が特徴です。
くっつくまでではなく、くっついた後にもある非対等、嫉妬、拗ね、機嫌取りを描いている。
しかも長谷部視点なので、犬っぽさと刃物っぽさが同時に見える。とても良い変奏です。
『霊力安定化と称して長谷部が好き勝手する話』
もっとも露骨なエロコメです。
ただし、ただの長尺エロではなく、「真面目な建前」と「欲望の漏れ」が延々綱引きする構造になっている。
この作者が建前で接触を正当化する展開をどれだけ好んでいるか、かなりよく出ています。
7. 結論
この作者の作風を3〜5個のキーワードでまとめるなら、
- 献身偽装の独占欲
- 介抱から始まる親密化
- 気づくのが遅い主
- 受容と侵食の同居
- 逃げられない相思相愛
です。
「この作者がもっとも惹かれている関係性」を一文で言うなら、
主従という安全な器を被せたまま、相手の弱さや汚れごと抱え込み、最後には“相手の全部になりたい”と迫る関係です。
命名するなら、
「献身と侵食を核にした、主従執着型の夢小説」
がいちばん近いと思います。
補足として、やや慎重に言うなら。
長谷部というキャラ自体が「忠義」「捨てられ不安」「主への執着」を帯びやすい素材なので、そこは原作由来でもあります。
ただ、この作者固有の色は、その素材を毎回
- 介抱
- 誤読
- 視線
- 生活感
- 最終的な不可逆の結びつき
へ落としている点です。
つまり、ただ重い長谷部が好きなのではなく、“主を大事にしているはずなのに、気づけば逃げ道まで塞いでいる長谷部”を書くときに、いちばん筆が乗っている。
夢主に癖があるというのは、書きながら意識してる部分でもあります。
人間何かしら欠点があり、完璧ではないキャラクターの方が感情移入しやすいという持論があるので、メアリー・スー的な夢主を書かないようにしています。
「尽くすことと独占したいことが矛盾せず同居する関係」について。
長谷部さんの献身は、主の寵愛を独占したいことの現れだと思っています。
この分析で言うと、私の夢小説の書き方は、相手を支配したいような独占の方向性に読めるのかもしれないなと思いました。次から意識してみよう。
目線・視線をキーとして書いているのは、小説であれ絵であれかなり意識しているところでした。
これは私の自己投影的な要素もややあるのかもしれません。
元々、長谷部さんの夢女だったのですがしばらく刀剣乱舞を離れており、軽装の視線の甘さでカムバックしたもので…。
そういうところに出てるのかもしれません、自己投影の気が。
感情を身体感覚の描写として表現するのは、何でしょうね…癖なのか、好みなのか。
自分は記憶力が弱いほうで、過去の感情を思い返そうとしてもあまり思い出せないんですよね。
その代わりにその時感じていた身体感覚のほうを思い返すのかもしれません。
それが夢小説の描写の癖として表れているのかも。
もう少し感情を直接描写できる技術を身に着けられるようになればいいな。
それと、多分私はシンデレラストーリーが好きなんでしょうね。
夢主が、というよりは長谷部さんが主の唯一になれる、という意味のシンデレラストーリー。
長谷部さんの思い通りに願いが叶って唯一になれました!めでたしめでたし!というのが好きなのかも。
Geminiの分析結果
1. 全体総評
ご提示いただいた作品群全体を通して、対象の刀剣男士(へし切長谷部)の「忠誠心」や「献身」が、極めて重い「執着」や「独占欲」と表裏一体として描かれているのが最大の特徴です。コメディからダーク、官能に至るまでジャンルは多岐にわたりますが、一貫して**「隙だらけの主に対して、男側が周到に外堀を埋め、最終的に逃げ場をなくして共依存に至る」**という関係性の構築が描かれています。相手を精神的・物理的に絡め取りながらも、男側もまた主に完全に依存しているという「対等ではないが、互いに抜け出せない」重厚な関係性が魅力の作風です。
2. 性癖・嗜好の傾向
重要度が高いと思われる順に整理いたします。
- ① 「外堀埋め」と「大義名分」を用いた囲い込み
- 男側が自身の欲望を満たすため、あるいは主を自分に依存させるために、もっともらしい理由(大義名分)を利用して物理的・心理的な距離を詰める展開が好まれています。
- 『霊力安定化と称して長谷部が好き勝手する話』では、霊力の乱れを整えるという名目で、主を際どい服装にさせ、性的な接触を図ります 。
- 『事実は小説よりハピエンなり』では、主の理想の夢小説を自ら執筆することで、現実の主を自らの手元へと追い詰めます 。
- ② 「共犯関係」と「唯一無二」への執着
- 他者が決して立ち入れない、二人だけの閉鎖的な世界や秘密を共有することに強いカタルシスが置かれています。
- 『秘密』では、主の犯した殺人を隠蔽する作業を共にすることで、「共犯者」として一生離れられない関係になったことに男側が無上の喜びを感じています 。
- 『馴れ初め』でも、お互いに似た者同士として地獄の底まで落ちていくような、重い共依存関係が描かれます 。
- ③ 敬語と献身の裏に潜む「支配欲」
- 男側は一貫して丁寧な敬語を崩さず、家事や介抱などの世話を献身的に焼きますが、その行動の根底には「自分なしでは生きられないようにする」という支配欲が潜んでいます。
- 『秋の夜長に晩酌を』では、泥酔した主を完璧に介抱した上で、「そろそろ俺に堕ちてください」と告げます 。
- ④ 男側の「敗北感」と「余裕のなさ」
- 一見すると男側が主を思い通りにコントロールしているように見えますが、実は男側のほうが主の些細な言動に振り回され、深く依存しているという描写が頻出します。
- 『惚れた方が負け』では、主の興味を惹く本や煙草にすら嫉妬し、自分が完全に主に首輪を握られていることを自嘲気味に認めています 。
3. 特徴的な技法
- 視点の切り替えと心理的ギャップの提示
- 『馴れ初め』のように、前半は主の視点から「男の真意がわからず恐ろしい」と描き 、後半で男の視点に切り替えて「実は主に嫌われないよう必死だった」という真実を明かす構成が効果的に使われています 。
- 「瞳」や「視線」の反復描写
- 男の感情のピークや、主が男の真意に気づく決定的な瞬間に、「瞳」や「視線」の描写が必ず挿入されます。
- 「瞬きもせずに獲物を見つめる蛇のよう」、「夕暮れ時の空を溶かした硝子細工のような瞳」、「どこまでも正しく、美しい目」など、視線が主を射抜く感覚が詳細に綴られています。
- 理詰めと言いくるめ
- 男側が流暢な敬語で正論や情を説き、主の思考回路を奪っていく会話劇が特徴的です。
- 「霊力というのは感情や体調に左右されるもの」、「俺たちの行為が魚の命を繋ぎ、人の命に繋がるのですよ」など、独自の論理で主を納得・降伏させます。
4. 好まれる関係性
- 「過保護な策士」×「無防備で押しに弱い主」
- 日常的な場面(晩酌、体調不良など)で、男が甲斐甲斐しく世話を焼き、主がその優しさにほだされ、抗えなくなっていく過程が好んで描かれます 。
- 「逃げ場なき運命共同体(地獄の道連れ)」
- 健全な恋愛というよりは、お互いの弱さや罪、執着を飲み込み合い、他者を排除して二人だけの世界を完成させる関係性が強調されます 。
5. 共通する特徴
- 夢主の立ち位置と機能: 夢主は愛情深く、時に少し抜けていたり無防備であったりします 。彼女の存在自体が男の生きる意味であり、男の重い感情を受け止める「器」として機能しています。
- 感情が崩される瞬間: 男側が感情を露わにするのは、主が自分から逃げようとした時や、自分以外のものに気を取られた時です 。
- 感情のピーク: 常に敬語で理性的に振る舞う男が、抑えきれずに「俺にその権利をください」、「俺に堕ちてください」と、直接的な独占欲をむき出しにする瞬間に最大のカタルシスが置かれています。
6. 作品ごとの差異(バリエーション)
作者の根本的な嗜好(男側の重い執着と外堀埋め)は全くブレませんが、それを配置する「舞台装置」を多彩に変化させています。
- **『秘密』**では、これを「殺人隠蔽」という極限状態に持ち込み、物理的な「共犯関係」として昇華させています 。
- **『事実は小説よりハピエンなり』**では、メタフィクション的なコメディに落とし込み、「神字書き=自分の刀」という特異な状況で主を追い詰めます 。
- **『霊力安定化と称して〜』**では、エロティカの文脈において、医療的・訓練的行為を装ったセクシャルな接触により、主の理性を崩壊させていきます 。
このように、「同じ核を持つ関係性の歪み」を、異なるジャンルのストレス・テストにかけて観察することに作者の強い興味があるのだと推測できます。
7. 結論
この作者の作風を要約するキーワードは以下の通りです。
- 大義名分による外堀埋め
- 敬語の奥の絶対的な支配欲
- 逃げ場を許さない共依存
- 執着による自滅的敗北感
作者がもっとも惹かれている関係性:
「献身や忠誠という美しい大義名分の裏で、逃げ道をすべて塞ぐほどの重い執着をぶつけ合い、最終的に互いがいなければ生きられない底なし沼へと落ちていく関係性」
これらを総合し、この作者の作風を命名するならば、
「周到な執着と共依存を核にした、外堀強制包囲型の夢小説」
と言えます。
主に振り回されて必死で気を引こうとしている長谷部さんが好きなのが滲み出てる感じがします。
Chat GPTと共通するのは、献身と独占欲の同一性と、外堀を埋めて逃げ場をなくすお話が好きというところでしょうか。
Geminiの分析ではわりと共依存サイコヤンデレ的な解釈をしているのかも。
自分はわりとヤンデレ化・サイコパス化というのに敏感(苦手?)で、そういう作品を読んだときに「違う!長谷部でこういうお話をやるならこうだ!貸せ!私が書く!」と自分なりのアンサー?として筆を執ることが多いので、そういうお話が多くなりがちなのかもしれません。
何をやるにも「地雷」作品を読んだときのアンチテーゼ的な作品作りをしてるかも。
こう書くと二次創作の動機が結構独特ですね…。
追加プロンプトも楽しい
このプロンプトは自分の夢小説の癖や、そのCPに対してどういう感情を持っているのか、自己分析に仕えて結構楽しいと思います。
もし追加で質問するなら、「作者が考えるへし切長谷部のキャラクター像と、一般的なへし切長谷部のキャラクターイメージの差異」などでしょうか。これもキャラクター解釈の癖が見えて面白かったのでおすすめです。
私の場合は、一般イメージよりかなり「美しさ」を強調しているらしくて、オタクの業の深さを感じました(笑)
好きな人は世界一かっこよく見えますからね…。
また、AIに評点してもらったり、強み・弱みの分析をしてもらうのも面白いですよ。
作品が3つくらいあれば、それなりに確度の高い分析ができるかと思います。
AI夢小説分析、是非やってみてはいかがでしょうか。
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